今回のゴー宣道場、まさに「山尾回」と呼ぶに
相応しい道場となりました。
山尾議員の熱意と真摯な語り口に
魅了された人も多かったのではないでしょうか。
とりわけ「バスに乗り遅れるな」という例え話は
非常にわかりやすかったです。
「自衛隊明記」の改憲案を掲げたバス、
それも1台しかない。
多くの人は、「いいことじゃないか」と
慌ててバスに乗り込む。
でもそのバスは、乗客が乗り込んだら
知らない間に行先(目的地)が変わっている。
今までの安倍政権のやり方を考えたら、
十分にあり得る話です。
本当にバスは1台だけでいいんですか?
行先は本当に変わらないんですか?
そもそも違う行先だってあるのではないですか?
かつてドイツが欧州を席捲するさまを見た日本は、
「バスに乗り遅れるな」と三国同盟を結びました。
勢いのあるドイツと手を汲めば、アメリカを牽制できる。
でも結局その他人任せのバスの行先は、
対米開戦であり、ドイツの敗北でした。
しかし今さら引き返せない。
バスは日本を国家存亡の危機へと
向かわせる道をひた走ったのです。
このバスしかない。
この1台しかない。
乗り遅れるな!
私たちはこの掛け声の危うさを、
今一度、心に刻み込まなければいけないと思います。
行先が変わらないバスかどうかを見極める。
いえ、むしろ自分たちでバスを準備しなければ。
もちろん行先も自分たちで決める。
だって私たちは乗客(国民)なのですから!
それにしても、質問に懸命に答える
山尾議員の横顔が印象的でした。
謙虚に、丁寧に、しっかりと。
彼女にこそ、この言葉が相応しい